真っ直ぐについて勝手な感想文

どうしてもどうしても脳内に留めておくだけでは収まらず、

書いてみようと思います。

 

楽曲の音や歌声の解説などではなく、

ただの公開ひとり言です。

どうか温かい目で見て頂けると幸いです。

 

2023.03.01発売 

ジャニーズWEST 

ALBUM”POWER”(初回盤B)に収録されている

桐山照史さん・神山智洋さんのユニット曲

真っ直ぐ」について

つらつらと書いてみようと思います

 

johnnyswest.lnk.to

 

 

まず桐山さんと神山さんお2人によるユニット曲というだけで、

勝手にこちらの期待値は爆上がりでした。

 

神山さんの歌声にズキュン!と撃ち抜かれて

どっぷりこの沼にハマった身としては、

本当にこのお2人を組ませてくれてありがとう!!と

関係各所にお礼を申し上げたい次第です。

 

作詞をティーナ・カリーナさん

作曲・編曲を松本良喜さんがなさっています

 

いやもうこのお2人の曲なら間違いないのよ!

それはそう(確信)

 

 

この曲、結果別ることになった恋人に向けて

別れを告げられた側が心情を歌っている曲なのですが、

まず私、なんの予備知識もなく

どの曲が誰と誰のユニット曲かも知らずアルバムを入手後、

曲順通りに聴いてみました。

(筆者、新譜を入手するとまず歌詞カードなどは一切見ずに、

収録曲順通りに聴きます毎回)

 

わちゃわちゃ曲からパワフルな曲や

短編映画のような曲などが続き、

中盤に唐突にやってくる、桐山さんと神山さんのアカペラから始まるこの曲!!

 

 

そして出だし3行目でもうハッキリと伝えられる

”さよなら…”

 

もう無理です。

私、すでにこの出だし3行だけで泣いてました(本当に)

 

お2人の声が、別れの静寂、切なさ、悲しみと憂い

そういうものを全部含んでいて、

それでいて、この曲の主人公の強さと弱さも含んでいるような気がして、

一気に目の前に無い記憶がダイジェスト映像のように蘇りました。

 

 

ここからは歌詞をかいつまんで、私が感じた感想をつらつらと。

 

主人公、恋人に

 

「叶えたい夢のために一緒におられへん」

 

と別れを告げられています。

愛する人の叶えたい夢

それはきっと、2人の夢でもあるはずなんだけれど、

一緒にはいられない、いることで夢の足枷になるかもしれないという、

なんともやるせなく、苦しい結末が語られています。

 

その後に

 

こんなにも早く終わりが来たのね

 

この一節

私は、お付き合いを始めて数ヶ月でお別れしたという話ではなく、

恋人と生涯一生を共にするつもりでいた主人公にとって、

あまりにも早い終わりの訪れだったのかな?と感じました。

 

なぜなら、先に書いた曲の出だし、私がすでに泣き始めた3行に

そう思う要因があります。

 

主人公は出会って、恋をして、今までずっと幸せだった

と想いを綴っているから。

 

数ヶ月の仲だと、この言葉が出ないかなー?と

筆者の勝手な価値観ですこれは。

 

毎日代わり映えのしない生活の中で、

恋人に出会ったことで、世界に色がついたという主人公

きっと、日々の小さな小さな幸せにも気付けるような人なんでしょう。

 

でもそんな恋人は勝手ばかりする人で、

それでも主人公は憎めないと歌います。

罪な恋人だな!

と思いますが、少々幼稚で自己愛の強い人なのかな?とも思いました。

 

言い方を変えれば、愛され上手な恋人だったんだろうなぁ。と

愛嬌があって素直で真っすぐな人って、なんだか憎めないですよね。

な~んかわからんけど、許しちゃうんだよなぁー!

っていうアレですアレ。

 

 

「そのままのお前が好きや」と
出会った頃に言ってくれたね

真っ直ぐな瞳に吸い込まれ
気づけばもう 恋に落ちてた

 

素でいられる相手

心を許せる相手だったんだなぁとここへ来て理解します。

当時は、何の気なしに言った言葉だったのかもしれません。

友だちとして言った言葉だったのかもしれない。

それでも主人公は相手の真っ直ぐさに落ちてしまったんですね。

 

あなたの喋り方を真似して笑われたっけ

 

ここで言う喋り方はきっと、恋人の話す関西弁なのではないかと推測されます。

 

単なる筆者の実体験に過ぎませんが、方言のイントネーションって

ネイティブ(笑)な方じゃないと、割とすぐバレるというのありませんか?

筆者は、さほどわかりやすい方言を持たない地域で生まれ育ったので、

各地の方言に興味はあるものの、やはり現地の方のようには

喋ることができません。

 

主人公と恋人は出身地が違う地方なんですね。

地元の知り合いとかなら、真似になりませんものね。

日常だものねその言葉が。

恋人の真似をしてみたけど、下手くそやなぁ!と笑われたことも、

幸せな思い出なんだろうな。

 

もうここまでで、十分この2人の穏やかで笑いに溢れた日々が想像できてしまい

「しんどすぎる…」とすでに号泣している筆者

(どの立場で泣いてんの?って話なんですけど笑)

 

そして

お酒の味の口づけも忘れない

 

このパートは桐山さんですが、

真っ直ぐで芯のある歌声に

ちょっぴり色気をはらんだ歌い方で

お酒という、大人の味に深みが増します。

 

2人の思い出の日々に主人公にとってはこのシーンがある。

勝手な想像でしかありませんが、

主人公はあまりお酒を飲むタイプではないのではないか?と

恋人はお酒を飲む人なのかな?と

 

もしかしたら恋人は少し年上の人だったのかな?とも思えてきます。

お酒慣れしていない主人公と、飲み慣れている年上の恋人の対比。

だとしたら、なんて文学的で美しい表現なのか(勝手な想像ですが)

 

お互いにお酒を飲んでいると、お酒の味の口づけという感覚は

あまり持たないのではないか?と思うからです。

煙草も同じで、喫煙者同士だと気にならなくても、

片方が非喫煙者だと煙草の匂いって、

とても刺激的で印象的で記憶に残るものになりやすいのではないかと。

 

この一節に情熱、欲情、光と影、気怠さなど、様々な情景が

浮かび上がっては消えてゆきます。

 

この後から怒涛の主人公のターン

 

生まれ変わっても また私を見つけて恋してね
思い出にしてあげるわ

 

生まれ変わってもまたあなたに恋をするわ

ではなく、あなたが私を見つけて恋してねと願いを込める

 

ここに私は生まれ変わってあなたと出会ったとしたら、

当たり前にあなたに恋をするでしょう

という確信と、

だからあなたが見つけて恋してね

という強い願いが込められているのかなと思う一節です。

そして、せめて現世で主人公が恋に落ちたように、

あなたも私に恋に落ちて欲しいという願望

 

そして来世でも恋をしたいと思えるくらいの相手に対して、

思い出にしてあげるわという

一見、とても強気で上から目線にも聞こえるこの言葉

 

ただここで言うのは、序盤に出てきた

夢のために一緒にいられないという恋人が、

夢を叶えるために、自分の想いには蓋をして思い出にしてあげる。

からしっかり夢を叶えてねという、

いじらしく、健気で奥ゆかしい主人公像が見えてきました。

夢のために、身を引いた主人公の想いが全乗せのこの一文

 

切なすぎて涙が枯れそう

 

なんていじらしいんだよ!

なんていい子なんだ君は!!!!!!!<叫>

俺のところに来ないか!!!!!!!という気持ちになりますが、

この子は恋人が愛おしくてたまらないんだろうな

と直後に気付いて負けた気分になるまでワンセット

 

なぜこんなにいじらしいと感じるのかは、歌詞前後しますが、

この前に出てくる一文にあります。

 

私が幸せにしてあげたかった

 

幸せに”して欲しかった”でもなく、

幸せに”なりたかった”でもなく、

幸せに”してあげたかった”んです主人公は。

 

「恋人のことを」「自分が」「幸せにしてあげたかった」

 

どこまでも相手を思いやることができる人なんだなぁと感じる一文

 

何かを与えられることを求めるのではなく、

相手に与える人なのかな。

誰かのために。ができる人だからこそ、

夢のためにと言われて、身を引くことを決めたんでしょう。

 

私の好きなあなたのまま 貫いて

 

そう、なぜ身を引くことを決めたのか

それは自分が恋をした人は、夢を追いかけている

キラキラした目で夢を語るそんな人だったからなのではないでしょうか。

そんなさ、真っ直ぐな目で夢を語られた思い出があったら、

夢のためって言われたらもう、離れることが

自分にできる1番の最適解だとわかってしまったんだろうな。

 

 

そしてこの後、

筆者がもう呼吸困難になるかと思うほどの号泣をかましたセクションへ

(どの立場で泣いてんの?って話なんですけどパート2)

 

 

最後にお願い
強く抱きしめて

 

 

別れを決意したその後

恋人に最後のお願いをします。

それが、「私のことを忘れないでいてね」でもなく、

「夢が叶ったらまた会ってね」でもなく、

「何かあったら連絡してよ」でもなく、

 

抱きしめて、しかも強く

 

もう主人公壊れそう

私の心も壊れそう

そしてこのパート担当している神山さんの歌声も

今にも壊れそう(号泣)

 

なんて悲しく切なく情緒的に歌い上げるの

この思いを

 

神山さんの透き通っていて凛とした歌声が

このフレーズに説得力を倍増させます。

 

ここまでの流れで想像するに、

主人公、人に与えることが幸せに感じるタイプの子だから、

我儘という我儘も、言ってこなかったんじゃないかな?

いつも相手の事を思っての言動

そうやって愛を育んできた相手に

最後の我儘

その我儘がやっぱり、健気でいじらしく奥ゆかしいと感じる。

 

夢のために。という理由を盾に、

自分との未来を終わらせたいと言い出した愛する人に対して、

自分の感情をぶつけるわけでも、罵るわけでもなく、

静かに最後に愛おしい人のぬくもりを強く感じたいという願い

 

もうこれ書いてるだけでまた泣けてきますけど!?

 

この後に

 

溶け合うように一つになって
綺麗にして

 

こちらも神山さんのパート

切々と綺麗にしてと歌います。

どうかお願いと

 

そうここでハッと気づく

こんなに強く愛する人との別れの理由に、

簡単に納得して決意したわけではないことを。

 

綺麗にして欲しいと願うほど、

心の中では様々な感情が渦巻いているんです。

今もまだ!別れを決意した今この瞬間も!!

だけど別れを受け入れますよ。

思い出にするからちゃんと。という

やりきれない切なさ

健気さ、芯の強さ

 

大事な夢をその手で叶えるまで
中途半端なまま連絡してきたら
絶対許さへんから

 

最後の最後に強がります主人公

どこまでも、いじらしい子

いい子過ぎるっ!

 

そして最後の最後

ここパンチラインでしょうもはや

 

関西弁

恋人に笑われた思い出の

愛おしい日々を連想させる

その言葉で愛する人へ別れを告げる

 

 

もう3時間くらいの長編映画を観終わった後かのような疲労

その疲労感の中、楽曲のタイトル真っ直ぐについて考えてみる。

 

曲の中に出てくるんですよ、真っ直ぐ

 

主人公が恋に落ちたのは

恋人の「真っ直ぐな瞳」

そして、「私の好きなあなたのまま、貫いて」と

 

真っ直ぐ夢に向かっている愛する人

その人を真っ直ぐに愛した主人公

2人とも真っ直ぐな人なんです。

ただ、真っ直ぐだったから未来が交わらずに

別々の方向へ進んだだけ

 

夢に向かって真っすぐな恋人と

凛として真っ直ぐに人に愛を与えられる主人公

 

そういうことなのかなー?と、泣き腫らし疲労感たっぷりの頭で、

ぼんやり考えています。

 

桐山さんがラジオでお話されていましたが、

この曲、特にサビのフレーズで

桐山さんと神山さんの歌声が、

主旋律を歌ったりハモったりと

かなり忙しなく行ったり来たりします。

 

ここもまた、別れなければならない

でも本当は一緒にいたい

という主人公の気持ちの揺れをも表しているようで、

余計に切なく悲しくやるせなくなります。

 

もう今すぐ!

秒で夢、叶ってくれよ!!!と

願わずにはいられませんでした。

 

 

さて。

果たしてこんなひとり言をここまでお読みくださる方がいるのかわかりませんが、

もしここまでお付き合いくださった方がいらっしゃるとしたら、

本当にありがとうございます。

歌声の感想とかもまとめたいけど、

もう、気持ちだけ先へ先へ行ってしまい、両立できませんでした。

申し訳ございません。

 

また気持ちが落ち着いて聴くことができるようになったら、

歌声に関しても書いてみようかなぁ…

 

まさかの4000文字越えていて、

書いてる自分がビックリΣ(・ω・ノ)ノ!

 

上手に文章にしている方を見て、

すごいなぁー拝読するの楽しいなぁとずっと思っていましたが、

まずはあまりにも衝撃を受けたこの曲について、

書いてみました。

 

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

筆者匿名でメッセージを遅れるマシュマロを設置しております。

私はこう聴いたよーとか、ここはこうじゃない?など

お話聞かせてもらえると嬉しいです。

 

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